こんにちは、島田(つぶやきはこちら)です。
歯科関係者がSNS発信に取り組もうと思ってこの記事を見ているなら、ぜひ最後まで読んでください。
煽りでもなんでもなく、今から紹介することを実践していただければ勝手に成果は出ます。
というのも、他の歯科医院アカウントが全く間違ったやり方をしているので、すぐに差別化できるからです。
あ、この歯医者さんなんか違うな、と受け手に感じ取ってもらいやすいSNSアカウントを育てていきましょう。
採用にも集患にも、ご自身の影響力の拡大にも役に立つ強力な武器になります。
とはいえ、言いたいことの大半はこの動画に詰まってます。
要は、SNSやるなら経営者である院長先生が個人で発信しよう、ということです。
この記事では、この理屈をもう少し掘り下げていきます。
必要なのは院長の言葉
一般人が医療機関を探すとき、近所の友達や家族におすすめ医院を聞くのは想像できますよね。
そのやり取りの内容にSNSを伸ばすヒントがあります。
一般人はどんな会話でおすすめの医療機関の話をしているのかという視点です。
答えは院長(もしくは担当医)の雰囲気です。
院長は気さくな人だったよ、とか、話をよく聞いてくれたよ、とか、子供にも優しく接してくれたよ、といった属人的な内容がほとんどなんです。
実際、この記事を読んでいる方も、他科の病院をリサーチするときの会話はこんなテイストなんじゃないかと。
医院の清潔さや近さといったハード的な面は、会話には出てくるかもしれませんが、医療機関を選ぶ決め手になっているかといえば、そうではないケースのほうが多いのが実情です。
この点はこちらの記事で詳しく解説しています。

ところで、冒頭で”他の歯科医院のSNSアカウントは全く間違ったやり方をしています”と伝えましたが、その真意はこれまでの話で分かっていただけましたよね。
そうなんです。
歯科医院のアカウントの多くはスタッフさん主導なんですよ。
だから言葉に強みがないし、スタッフさんのモチベーションや入退社次第で投稿頻度が変わったりします。
患者さんは最終的な責任者である院長先生の価値観や人柄を知りたいのに、スタッフさん主導で運用していたらそれが伝わるわけがありません。
発信すべきは専門性×人間性
じゃあ院長がSNSを発信するなら何を伝えれば良いのか、ということが次の課題になってくるかと。
ネタがなければ発信はできませんからね。
でも闇雲にSNSに投稿すれば良いというわけではないのが難しいところなのですが、最適解をお伝えしていきます。
結論からいうと、専門性×人間性の掛け算を意識して発信していくのがベストです。
発信すべき専門性
まず専門性とは特化している専門分野の知識や経験です。
たとえば歯科で小児歯科や予防歯科に特化しているなら、それに相応しい医療や関連情報を提供することが専門性の発揮につながります。
ただ専門性だけだと魅力的なSNSの発信にはなりにくいのが実情で。
理由はたとえ専門性のある投稿だけを数多く投稿したとしても、その分野でより権威性(名声)がある人がいるなら勝てないからです。
専門性ばかりのSNSが魅力的に映らない理由がもう一つあります。
それは、患者である素人にとっては専門的過ぎる話は難しすぎて、たくさん浴びると拒否反応を起こしてしまうからです。
もっと言えば、どんなに難しい話を簡単に伝えられたとしても教科書的な内容になるのには変わりないので、いつかは受け手がつまらなく感じてしまうタイミングが来てしまいます。
発信すべき人間性
そこで誰もが知っているような権威性(名声)がない人は、人間性を発揮することで魅力的な情報発信ができるようになります。
人間性とは、見た目、声、専門性に付随するこだわり、人間的な親近感を感じるコンテンツなどです。
専門性に付随するこだわりというのは、どんな医療を目指しているのか、どんな医療を目指していないのか、普段何を大切にして医療を提供しているのか、という価値観的な部分です。
そして親近感を感じるコンテンツというのは、医院のキャラクターやロゴのようなデザイン性の高いものです。
こういった人間性は唯一無二のものなので、他人と完全に被ることはありません。
このようにSNSでファンをつけたいなら、専門性と同じかそれ以上の人間性を発揮することが必要になります。
おすすめSNS基本セット
具体的なアクションを起こしてもらうために、ここからは今からはじめるべきSNSを紹介していきます。
これも結論から言いますが、ThreadsとInstagramの2セットを使って、まずは認知を広げていきましょう。
そしてThreadsは専門性重視、Instagramは人間性重視でコンテンツを作っていくと成果はでやすくなります。
Threadsは専門性重視
ThreadsはFacebookやInstagramを提供するメタ社のSNSです。
X(旧Twitter)の対抗馬として出ていたものなので、作りもよく似ています。
Threadsの特徴はテキストベースなのでいつでも投稿がしやすいことと、良い投稿であればフォロワー数関係なく露出がしやすいことです。
なので認知の入り口になるSNSだと思っていただければ。
Threadsで知ってもらって、より深く知りたい人にInstagramに飛んでもらう流れが理想です。
で、Threadsでメインに投稿するのは専門性、つまりお役立ち情報です。
人間性を出すのも大切なのですが、役に立つアカウントだと認知される前に価値観を語ったところでその訴求力はたかが知れています。
よっぽどパンチのある人柄じゃないと厳しいです。
なので、まずはThreadsでターゲットが知ってよかったと思える情報を中心に発信していきましょう。
Instagramは人間性重視
Instagramの特徴は動画とライブがあることです。
これが文字情報と全く違った印象を与えることになります。
実際、僕もお客さんへ渡したレポートを素材にリール動画を配信したことがあるのですが、そのお客さんから動画はまた新鮮な学びがあったと仰っていただいたことがあります。
動画の特徴は、見た目、声、話し方の全てが可視化されることです。
編集だとそれらは加工されてしまいますが、インスタライブだと加工不可能なので生身の状態を世に晒すことができます。
そして、人間性を出すにあたって念頭に入れておかないといけないのは、患者は医療人は敷居が高い人種だと思っている節があるということです。
医療人の方々は理解しづらいかもしれませんが、頭の良い人だけど取っ付きづらさもある、というイメージが定着しているのも事実です(医療人の全員が全員そう、というわけではありませんが)。
そのイメージの壁を取っ払うために動画情報は有効なのです。
ちなみに、動画やライブで話す伝えるネタはThreadsでリアクションが大きいものを深掘りすればいいので、また1から新しく考える必要はありません。
むしろそのほうが発信内容がブレないので、受け手に認知されやすくなります。
具体的なInstagramの使い方はこちらの記事で紹介しているので参考にしていただければ。

まずは始めることから
この記事を読んでいただいてもSNSを本格的にやっていこうと決心できる院長先生は少ないかもしれません。。。
が、やって頂いた方はライバルが少な過ぎるので成果は出やすいですし、やるなら今です。
ThreadsもInstagramも無料なので、この記事を読んだらとりあえずアカウント作って一投稿目をしてみましょう。
